2801 キッコーマン
中立- 配当利回り
- 1.37%
- 配当性向
- 38%
- DOE
- 4.21%
- 総合スコア
- 75.7pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
キッコーマン(2801)は食料品の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 2801 |
| 業種 | 食料品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 1.37% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 25.00円 |
| 総合判定 | 中立 |
| 総合スコア | 75.7 |
| 連続増配 | 0年 |
| 非減配 | 16年 |
| 配当性向 | 37.88% |
| PER / PBR | 21.70 / 2.37 |
| ROE | 11.52% |
| DOE(株主資本配当率) | 4.21%(業種中央値 2.35%) |
キッコーマンは食料品に属する大型株で、時価総額は約13,882億円です。直近本決算のROEは11.52%で、食料品の中央値6.67%を上回ります。営業利益率は10.19%で、食料品の中央値3.89%を上回ります。自己資本比率は74.62%、フリーキャッシュフローは約473億円のプラスです。財務の土台は安定しています。EPSは2012年3月期の9円から2026年3月期の66円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 2.08% | 1.37% | 0.65% |
| 3年 | 2.08% | 1.58% | 1.07% |
| 1年 | 2.08% | 1.75% | 1.36% |
| 現在 | 1.37% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 6.80円 | 27.58% | 25円 |
| 18/03 | 7.80円 | 31.53% | 25円 |
| 19/03 | 8.20円 | 30.28% | 27円 |
| 20/03 | 8.40円 | 150.27% | 6円 |
| 21/03 | 9.00円 | 27.72% | 32円 |
| 22/03 | 12.20円 | 30.06% | 41円 |
| 23/03 | 15.60円 | 34.16% | 46円 |
| 24/03 | 20.80円 | 175.71% | 12円 |
| 25/03 | 25.00円 | 38.47% | 65円 |
| 26/03 | 25.00円 | 37.88% | 66円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは4.21%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.35%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
いまの利回りは1.37%で、5年平均の1.37%を下回っています。株価が買われて利回りが薄まっている状態ですね。ちなみに5年間の最高は2.08%でした。
直近1年の平均利回り(1.75%)が5年平均(1.37%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。
派手な増配はないものの、16年間減配なし。維持力があるタイプで、これはこれで安心材料です。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは1.37%です。5年平均の1.37%/直近1年平均の1.75%と近い水準です。過去5年のレンジは0.65%〜2.08%で、高い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2001年3月期2円、2002年3月期1円、2003年3月期2円、2004年3月期2円、2005年3月期2円、2006年3月期2円、2007年3月期2円、2008年3月期4円、2009年3月期3円、2010年3月期3円、2011年3月期3円、2012年3月期3円、2013年3月期4円、2014年3月期4円、2015年3月期5円、2016年3月期5円、2017年3月期7円、2018年3月期8円、2019年3月期8円、2020年3月期8円、2021年3月期9円、2022年3月期12円、2023年3月期16円、2024年3月期21円、2025年3月期25円、2026年3月期25円と推移しました。連続増配は0年、非減配は16年です。直近の減配は2010年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は4.21%です。食料品の中央値2.35%を上回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)も上回ります。配当性向は37.88%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 11.52% |
| ROA | 8.20% |
| DOE | 4.21% |
| 自己資本比率 | 74.62% |
| EPS / BPS | 66 / 605 |
| 収益性スコア | 2.16 |
| 還元スコア | 1.40 |
| 割安スコア | 1.66 |
売上高成長率は5.16%、EPS成長率は1.54%です。直近の業績は伸びています。EPSは2012年3月期9円、2013年3月期11円、2014年3月期13円、2015年3月期16円、2016年3月期15円、2017年3月期25円、2018年3月期25円、2019年3月期27円、2020年3月期6円、2021年3月期32円、2022年3月期41円、2023年3月期46円、2024年3月期12円、2025年3月期65円、2026年3月期66円と推移しました。ROEは11.52%で、食料品の中央値6.67%を上回ります。ROAは8.20%で、食料品の中央値3.86%を上回ります。営業利益率は10.19%で、食料品の中央値3.89%を上回ります。自己資本比率は74.62%、フリーキャッシュフローは約473億円のプラスです。
4. 割安度
PERは21.70倍、PBRは2.37倍です。PBRは食料品の中央値1.13倍を上回り、純資産に対しては高めの水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.00倍です。過去の自分とほぼ同じ利回り水準です。割安スコアは1.66です(収益性スコア2.16・還元スコア1.40との対比)。スコアリングの判定根拠は「割安感が乏しい/自社平均より低利回り」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1830円(利回り1.37%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1825円(利回り1.37%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1202円(利回り2.08%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 3846円(利回り0.65%) |
いまの株価は1825円(5年平均利回り水準)と3846円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約0.3%下がる計算です。
株価は1825円(5年平均利回り水準)と3846円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。過去5年の利回りレンジの内側です。
5. 総合判断
総合判定: 中立(スコア 75.7)
総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。
判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年以上非減配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアは75.7点、判定は「中立」です。加点はつぎの点です。ROE10%以上の高収益、10年以上非減配、DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。
連続増配は0年、非減配は16年です。2010年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
キッコーマンの株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは1.37%で、過去5年平均の1.37%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約38%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2010年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

