【14年連続増配】塩野義製薬(4507)配当分析|利回り2.65%・14年連続増配

4507 塩野義製薬

対象外
配当利回り
2.65%
配当性向
29%
DOE
3.63%
総合スコア
100.0pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4507
業種医薬品
配当利回り(株価ベース)2.65%
1株配当(最新期・分割調整済)71.00円
総合判定対象外
総合スコア100.0
連続増配14年
非減配26年
配当性向29.45%
PER / PBR14.40 / 1.75
ROE13.47%
DOE(株主資本配当率)3.63%(業種中央値 2.88%)

塩野義製薬は医薬品を主力とする製薬会社です。時価総額は約3兆889億円、決算は3月期で、最新の会計年度は2026年です。

収益力は業種の中央値を大きく上回ります。営業利益率は33.37%、ROEは13.47%で、業種中央値(営業利益率2.83%、ROE3.00%)との差は開いています。EPSは241.11円、前期比の増収率は14.01%、EPS成長率は20.34%です。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年3.41%2.54%1.55%
3年3.41%2.73%1.98%
1年3.03%2.55%1.98%
現在2.65%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
17/0324.00円27.71%87円
18/0327.33円23.93%114円
19/0331.33円21.44%146円
20/0334.33円26.03%132円
21/0335.33円29.59%119円
22/0338.33円30.36%126円
23/0345.00円21.73%207円
24/0353.33円28.65%186円
25/0361.33円58.89%104円
26/0371.00円29.45%241円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは3.63%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.88%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 4.00 5年最大 3.41 5年平均 2.54 5年最小 1.55 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 2.65

月次の配当利回りを折れ線にしたグラフで、5年の最大・平均・最小が水準線として並びます。線が高いほど、株価に対する配当の割合が大きい時期です。塩野義製薬は2026年2月に1.98%まで下がり、その後2.65%まで戻りました。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5年 最大: 3.41 3.41 5年 平均: 2.54 2.54 5年 最小: 1.55 1.55 5年 3年 最大: 3.41 3.41 3年 平均: 2.73 2.73 3年 最小: 1.98 1.98 3年 1年 最大: 3.03 3.03 1年 平均: 2.55 2.55 1年 最小: 1.98 1.98 1年 現在 2.65 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で比べるグラフです。期間による違いを見ると、平均は5年が2.54%、3年が2.73%、1年が2.55%でした。現在の2.65%は、5年と1年の平均より少し上です。

0.00 20.00 40.00 60.00 80.00 2017 2017年 24.00円 2018 2018年 27.33円 2019 2019年 31.33円 2020 2020年 34.33円 2021 2021年 35.33円 2022 2022年 38.33円 2023 2023年 45.00円 2024 2024年 53.33円 2025 2025年 61.33円 2026 2026年 71.00円

年度ごとの1株配当を棒にしたグラフで、株式分割は調整済みです。塩野義製薬の配当は2017年の24.0円から2026年の71.0円へ、ほぼ毎年伸びてきました。14年連続増配の流れが、棒の右肩上がりに表れています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは2.65%です。5年平均は2.54%、5年の最大は3.41%、最小は1.55%で、現在地は平均よりわずかに上にあります。分割調整済みの1株配当は2017年の24.0円から2026年の71.0円まで伸びました。

増配は14年連続、非減配は26年に及び、集計した27年間で減配はありません。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率)は、配当が自己資本に対してどれだけの割合かを示す指標で、業績の波に左右されにくく減配しにくさの目安になります。塩野義製薬は3.63%で、業種中央値の2.88%を上回り、全国目安の2〜4%の範囲に収まります。配当性向は29.45%です。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE13.47%
ROA7.96%
DOE3.63%
自己資本比率65.40%
EPS / BPS241 / 1980
収益性スコア7.11
還元スコア1.12
割安スコア1.12

自己資本比率は65.40%で、財務の土台は厚いです。ROAは7.96%、業種中央値の1.58%と比べて高い水準にあります。

配当性向の推移には振れがあります。2025年は58.89%まで上がりましたが、2026年は29.45%に戻りました。EPSが2025年の104.14円から2026年の241.09円へ回復したためです。

気になる点は、フリーキャッシュフローがマイナス約2,925億円であることです。配当の原資となる現金の動きを見るうえで、次の決算でも確認したい項目です。

4. 割安度

PERは14.4倍で、業種中央値の22.15倍を下回ります。PBRは1.75倍で、業種中央値の1.11倍より高い水準です。利益に対する株価は低めで、純資産に対する株価は高めという、二つの指標が逆を向いています。

利回りで見ると、現在の2.65%は5年平均の2.54%より0.11ポイント高く、直近1年の平均2.55%とも近い位置です。割安度スコアは1.117、自社利回り比は1.04でした。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価2870円(利回り2.65%)
5年平均利回りに戻る株価2992円(利回り2.54%)
5年最高利回り時の株価2229円(利回り3.41%)
5年最低利回り時の株価4903円(利回り1.55%)

いまの株価は2992円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 5年最低利回り水準 4,903 5年平均利回り水準 2,992 5年最高利回り水準 2,229 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 2,870

株価と、利回りが一定水準になる株価ラインを重ねた折れ線です。ラインは年間配当76.0円から逆算していて、5年平均利回りに戻る株価は2,992.1円です。現在の株価は2,870.5円で、このラインより4.2%低い位置にあります。なお、5年最大の利回り3.41%に当たる株価は2,228.7円、5年最小の1.55%に当たる株価は4,903.2円です。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 対象外(スコア 100.0)

配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。

判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアの内部判定は「除外」で、表示上は対象外の区分です。理由はフリーキャッシュフローがマイナスであることです。

一方で、スコアには加点が付いています。ROE10%以上の高収益、10年連続増配、DOE2%以上かつ業種平均以上の還元姿勢の三つです。注意事項の欄は空で、異常値も検出されていません。

配当の面では、14年連続増配と26年の非減配という実績があります。投資資金の動きを示すフリーキャッシュフローは、次の決算で変化を確認する項目になります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

塩野義製薬の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは2.65%で、過去5年平均の2.54%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

14年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また26年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約29%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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