4507 塩野義製薬
- 配当利回り
- 2.65%
- 配当性向
- 29%
- DOE
- 3.63%
- 総合スコア
- 100.0pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 4507 |
| 業種 | 医薬品 |
| 配当利回り(株価ベース) | 2.65% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 71.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 100.0 |
| 連続増配 | 14年 |
| 非減配 | 26年 |
| 配当性向 | 29.45% |
| PER / PBR | 14.40 / 1.75 |
| ROE | 13.47% |
| DOE(株主資本配当率) | 3.63%(業種中央値 2.88%) |
塩野義製薬は医薬品を主力とする製薬会社です。時価総額は約3兆889億円、決算は3月期で、最新の会計年度は2026年です。
収益力は業種の中央値を大きく上回ります。営業利益率は33.37%、ROEは13.47%で、業種中央値(営業利益率2.83%、ROE3.00%)との差は開いています。EPSは241.11円、前期比の増収率は14.01%、EPS成長率は20.34%です。
2. 配当の魅力
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 3.41% | 2.54% | 1.55% |
| 3年 | 3.41% | 2.73% | 1.98% |
| 1年 | 3.03% | 2.55% | 1.98% |
| 現在 | 2.65% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 17/03 | 24.00円 | 27.71% | 87円 |
| 18/03 | 27.33円 | 23.93% | 114円 |
| 19/03 | 31.33円 | 21.44% | 146円 |
| 20/03 | 34.33円 | 26.03% | 132円 |
| 21/03 | 35.33円 | 29.59% | 119円 |
| 22/03 | 38.33円 | 30.36% | 126円 |
| 23/03 | 45.00円 | 21.73% | 207円 |
| 24/03 | 53.33円 | 28.65% | 186円 |
| 25/03 | 61.33円 | 58.89% | 104円 |
| 26/03 | 71.00円 | 29.45% | 241円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは3.63%。全国の中央値3%を超え、業種中央値は2.88%も上回ります。自己資本にしっかり配当を回す会社です。少しくらい業績が落ちても、配当はそう簡単に減りません。
月次の配当利回りを折れ線にしたグラフで、5年の最大・平均・最小が水準線として並びます。線が高いほど、株価に対する配当の割合が大きい時期です。塩野義製薬は2026年2月に1.98%まで下がり、その後2.65%まで戻りました。
5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを棒で比べるグラフです。期間による違いを見ると、平均は5年が2.54%、3年が2.73%、1年が2.55%でした。現在の2.65%は、5年と1年の平均より少し上です。
年度ごとの1株配当を棒にしたグラフで、株式分割は調整済みです。塩野義製薬の配当は2017年の24.0円から2026年の71.0円へ、ほぼ毎年伸びてきました。14年連続増配の流れが、棒の右肩上がりに表れています。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは2.65%です。5年平均は2.54%、5年の最大は3.41%、最小は1.55%で、現在地は平均よりわずかに上にあります。分割調整済みの1株配当は2017年の24.0円から2026年の71.0円まで伸びました。
増配は14年連続、非減配は26年に及び、集計した27年間で減配はありません。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
DOE(株主資本配当率)は、配当が自己資本に対してどれだけの割合かを示す指標で、業績の波に左右されにくく減配しにくさの目安になります。塩野義製薬は3.63%で、業種中央値の2.88%を上回り、全国目安の2〜4%の範囲に収まります。配当性向は29.45%です。
3. 業績と財務の安定性
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 13.47% |
| ROA | 7.96% |
| DOE | 3.63% |
| 自己資本比率 | 65.40% |
| EPS / BPS | 241 / 1980 |
| 収益性スコア | 7.11 |
| 還元スコア | 1.12 |
| 割安スコア | 1.12 |
自己資本比率は65.40%で、財務の土台は厚いです。ROAは7.96%、業種中央値の1.58%と比べて高い水準にあります。
配当性向の推移には振れがあります。2025年は58.89%まで上がりましたが、2026年は29.45%に戻りました。EPSが2025年の104.14円から2026年の241.09円へ回復したためです。
気になる点は、フリーキャッシュフローがマイナス約2,925億円であることです。配当の原資となる現金の動きを見るうえで、次の決算でも確認したい項目です。
4. 割安度
PERは14.4倍で、業種中央値の22.15倍を下回ります。PBRは1.75倍で、業種中央値の1.11倍より高い水準です。利益に対する株価は低めで、純資産に対する株価は高めという、二つの指標が逆を向いています。
利回りで見ると、現在の2.65%は5年平均の2.54%より0.11ポイント高く、直近1年の平均2.55%とも近い位置です。割安度スコアは1.117、自社利回り比は1.04でした。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 2870円(利回り2.65%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 2992円(利回り2.54%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 2229円(利回り3.41%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4903円(利回り1.55%) |
いまの株価は2992円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価と、利回りが一定水準になる株価ラインを重ねた折れ線です。ラインは年間配当76.0円から逆算していて、5年平均利回りに戻る株価は2,992.1円です。現在の株価は2,870.5円で、このラインより4.2%低い位置にあります。なお、5年最大の利回り3.41%に当たる株価は2,228.7円、5年最小の1.55%に当たる株価は4,903.2円です。売買を推奨するものではありません。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 100.0)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ ROE10%以上の高収益
+ 10年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)
総合スコアの内部判定は「除外」で、表示上は対象外の区分です。理由はフリーキャッシュフローがマイナスであることです。
一方で、スコアには加点が付いています。ROE10%以上の高収益、10年連続増配、DOE2%以上かつ業種平均以上の還元姿勢の三つです。注意事項の欄は空で、異常値も検出されていません。
配当の面では、14年連続増配と26年の非減配という実績があります。投資資金の動きを示すフリーキャッシュフローは、次の決算で変化を確認する項目になります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
6. よくある質問
塩野義製薬の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは2.65%で、過去5年平均の2.54%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
14年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また26年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約29%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

