【連続増配】大塚ホールディングス(4578)配当分析|利回り1.47%・3年連続増配

4578 大塚ホールディングス

中立
配当利回り
1.47%
配当性向
20%
DOE
2.49%
総合スコア
100.0pt
用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

項目値
銘柄コード4578
業種医薬品
配当利回り(株価ベース)1.47%
1株配当(最新期・分割調整済)140.00円
総合判定中立
総合スコア100.0
連続増配3年
非減配10年
配当性向20.44%
PER / PBR13.00 / 1.55
ROE12.59%
DOE(株主資本配当率)2.49%(業種中央値 2.88%)

大塚ホールディングスは医薬品セクターに属し、12月決算の企業です。時価総額は約4兆8,357億円で、ROEは12.59%、営業利益率は19.42%と、業種中央値(ROE 3.00%、営業利益率2.83%)を大きく上回っています。自己資本比率は72.27%、フリーキャッシュフローは約2,420億円で、財務の厚みも数字に表れています。直近の売上成長率は5.97%、EPS成長率は8.09%でした。

2. 配当の魅力

期間最大平均最小
5年2.99%2.06%1.29%
3年2.37%1.79%1.29%
1年1.94%1.60%1.34%
現在1.47%——
会計年度1株配当
(分割調整済)
配当性向EPS
16/12100.00円58.54%171円
17/12100.00円48.17%208円
18/12100.00円65.69%152円
19/12100.00円42.63%235円
20/12100.00円36.61%273円
21/12100.00円43.23%231円
22/12100.00円40.48%247円
23/12110.00円49.09%224円
24/12120.00円18.93%634円
25/12140.00円20.44%685円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.49%(業種中央値は2.88%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

配当利回りの推移(月次・%) 1.00 1.50 2.00 2.50 3.00 3.50 5年最大 2.99 5年平均 2.06 5年最小 1.29 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 1.47

月ごとの配当利回りの推移を折れ線で示したグラフで、水準線は5年間の最大・平均・最小です。利回りは2023年1〜2月の2.8%台から2024年10月の1.34%まで下がり、その後1.4〜2.0%台で推移しています。直近は1.47%で、5年平均2.06%を下回っています。

配当利回りの期間別比較(%) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5年 最大: 2.99 2.99 5年 平均: 2.06 2.06 5年 最小: 1.29 1.29 5年 3年 最大: 2.37 2.37 3年 平均: 1.79 1.79 3年 最小: 1.29 1.29 3年 1年 最大: 1.94 1.94 1年 平均: 1.60 1.60 1年 最小: 1.34 1.34 1年 現在 1.47 最大 平均 最小

5年・3年・1年それぞれの最大・平均・最小利回りを並べた棒グラフです。平均は5年で2.06%、3年で1.79%、1年で1.60%と、期間が短いほど低くなっています。現在の1.47%は、1年間の最小1.34%と平均1.60%のあいだに位置します。

0.00 50.00 100.00 150.00 200.00 2016 2016年 100.00円 2017 2017年 100.00円 2018 2018年 100.00円 2019 2019年 100.00円 2020 2020年 100.00円 2021 2021年 100.00円 2022 2022年 100.00円 2023 2023年 110.00円 2024 2024年 120.00円 2025 2025年 140.00円

年度ごとの1株配当(分割調整済み)を示す棒グラフです。2015年から2022年は100円で横ばいでしたが、2023年110円、2024年120円、2025年140円と3年連続で高くなっています。2025年は2022年の1.4倍の水準です。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

いまの配当利回りは1.47%です。5年平均の2.06%を下回り、5年間の幅(最小1.29%〜最大2.99%)では低めの位置にあります。1株配当は2022年まで100円で横ばいでしたが、2023年に110円、2024年に120円、2025年に140円と引き上げられ、3年連続増配です。直近の減配は2015年で、非減配は10年続いています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

DOE(株主資本配当率。純資産に対して配当をどれだけ出しているかを示し、業績が振れても減配しにくいかを測る目安)は2.49%で、業種中央値の2.88%をやや下回り、全国的な目安である2〜4%の範囲に収まっています。配当性向は20.44%と低く、利益の約8割を社内に残しています。

3. 業績と財務の安定性

指標値
ROE12.59%
ROA8.65%
DOE2.49%
自己資本比率72.27%
EPS / BPS685 / 5744
収益性スコア5.51
還元スコア0.77
割安スコア1.06

ROEは12.59%、ROAは8.65%、営業利益率は19.42%です。業種中央値はそれぞれ3.00%、1.58%、2.83%なので、3指標とも中央値の4倍を超えています。EPSは2023年の224.08円から2024年に633.91円、2025年は684.93円へ水準が切り上がりました。

自己資本比率は72.27%と高く、フリーキャッシュフローは約2,420億円のプラスです。配当性向は2023年の49.09%から2024年に18.93%、2025年に20.44%へ下がりました。EPSが大きく伸びた分、1株配当の増額を上回る速さで利益が増えた形です。

4. 割安度

PERは13.0倍で業種中央値の18.3倍を下回ります。一方、PBRは1.55倍で中央値の1.11倍を上回りました。利益の水準に対する株価は低めで、純資産に対する株価は高めという、指標ごとに異なる姿です。

配当利回りは1.47%で、5年平均の2.06%、3年平均の1.79%、1年平均の1.60%のいずれも下回っています。自社の平均利回りとの比は0.71で、スコアリングでは「割安感が乏しい」と整理されました。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価11585円(利回り1.47%)
5年平均利回りに戻る株価8252円(利回り2.06%)
5年最高利回り時の株価5686円(利回り2.99%)
5年最低利回り時の株価13178円(利回り1.29%)

いまの株価は8252円(5年平均利回り水準)と13178円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約28.8%下がる計算です。

株価と過去5年の利回り水準線(円) 0 5,000 10,000 15,000 5年最低利回り水準 13,178 5年平均利回り水準 8,252 5年最高利回り水準 5,686 21/09 22/09 23/09 24/09 25/09 26/09 11,585

年間配当170円を各利回り水準で割り戻した株価の目安と、現在株価を重ねたグラフです。5年平均利回り(2.06%)に対応する株価は8,252円、5年最小利回り(1.29%)に対応する株価は13,178円で、現在の11,585円はこの2本のあいだにあります。売買を推奨するものではなく、過去の利回りレンジとの位置関係を見るための参考線です。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 100.0)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
割安感が乏しい/自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配

判定は「中立」で、中身を見ると利益と利回りが逆の方向を指しています。PERは13.0倍と業種中央値の18.3倍を下回る一方、配当利回り1.47%は自社5年平均の2.06%に届かず(自社利回り比0.71)、これはEPSが2023年の224.08円から2024年に633.91円へ一段切り上がったのに対し、1株配当は110円、120円、140円と段階的な引き上げにとどめているためで、利回りの低さは業績の悪化ではなく利益と株価の上昇から生まれています。持続性を測る手がかりは2015年の前例で、EPSが2014年の387.46円から188.15円へ落ちた年に配当も110円から100円へ下がりましたが、その後は配当性向が2018年に65.69%まで上がっても100円を維持しており、いまの配当性向20.44%、自己資本比率72.27%、フリーキャッシュフロー約2,420億円はそのときより厚い余力を示しています。利回りの高さに業績悪化が隠れている「バリュートラップ」の形には当たらず、あなたが追うべき点はむしろ、2024年に切り上がったEPSの水準が2025年の684.93円以降も保たれるかどうかです。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

6. よくある質問

大塚ホールディングスの株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは1.47%で、過去5年平均の2.06%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

3年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また10年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約20%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

同社は過去に減配したことがありますか?

直近の減配は2015年で、それ以降は減配していません。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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