【連続増配】三菱重工業(7011)配当分析|利回り0.63%・4年連続増配

用語の解説(クリックで開く)
配当利回り
直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
配当性向
配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
PER
株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
PBR
株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
ROE
当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
ROA
当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
DOE
配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
自社利回り比(sy)
現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
連続増配
分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
非減配
配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
自己資本
会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
自己資本比率
自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
フリーキャッシュフロー
本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
時価総額
株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
EPS
1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
BPS
1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
営業利益率
営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
5年平均利回り水準
配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
5年最低利回り水準
配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
減配
配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。

1. 企業概要

三菱重工業(7011)は発電設備、防衛・宇宙、産業機械などを手がける重工メーカーです。配当の全体像を数字で確認します。

項目値
銘柄コード7011
業種機械
配当利回り(株価ベース)0.63%
1株配当(最新期・分割調整済)25.00円
総合判定中立
総合スコア60.4
連続増配4年
非減配4年
配当性向25.29%
PER / PBR42.72 / 4.59
ROE12.22%
DOE(株主資本配当率)2.86%(業種中央値 2.83%)

三菱重工業(7011)は機械に属します。発電設備、防衛・宇宙、産業機械などを手がける重工メーカーです。直近会計年度のROEは12.2%、EPSは99円です。本レポートでは配当利回り・増配記録・財務指標を表とグラフで整理します。

2. 配当の魅力

配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を順に見ていきます。下の表とグラフが手がかりです。

期間最大平均最小
5年4.23%2.02%0.48%
3年3.13%1.24%0.48%
1年0.72%0.61%0.48%
現在0.63%——
会計年度1株配当(分割調整済)配当性向EPS
2022年3月期10.00円29.56%34円
2023年3月期13.00円33.47%39円
2024年3月期20.00円—%—円
2025年3月期23.00円31.49%73円
2026年3月期25.00円25.29%99円

DOEで見る減配しにくさ

DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。

この会社のDOEは2.86%(業種中央値は2.83%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。

現在の利回り0.63%は、5年平均の2.02%を下回ります。5年間のレンジは0.48%〜4.23%でした。

直近1年の平均利回りは0.61%で、5年平均の2.02%より低い水準です。この1年は株価の上昇が利回りを押し下げました。

分割調整後の配当は4年連続で増えています。2022年度の10円から2026年度の25円へと、棒グラフは右肩上がりに伸びています。

※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。

分割調整後の1株配当は、2022年度の10円から2026年度の25円へ、4年間で約2.5倍に増えました。連続増配は4年、非減配は4年です。配当性向は25%です。現在の利回りは0.63%で、5年平均の2.02%を下回ります。

3. 業績と財務の安定性

配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。

指標値
ROE12.22%
ROA4.02%
DOE2.86%
自己資本比率37.35%
EPS / BPS99 / 919
収益性スコア1.19
還元スコア0.93
割安スコア—

ROEは12.2%で高めの水準です。EPSは99円。自己資本比率は37.3%です。配当性向は25%、PERは42.7倍、PBRは4.59倍です。

4. 割安度

自社の過去の利回り水準と比べると、現在値は平均の0.31倍で、これまでより利回りの薄い位置にあります。総合スコアからの区分は中立です。PER・PBRの業種中央値が揃わないため、割安スコアは算出していません。

過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。

区分株価水準(対応利回り)
現在株価3945円(利回り0.63%)
5年平均利回りに戻る株価1238円(利回り2.02%)
5年最高利回り時の株価591円(利回り4.23%)
5年最低利回り時の株価5208円(利回り0.48%)

いまの株価は1238円(5年平均利回り水準)と5208円(5年最低利回り水準)のあいだにあります。利回りが5年平均に戻るには、株価が約68.6%下がる計算です。

現在値は3,945円です。利回りが5年平均の2.02%まで戻るには、株価はおよそ1,238円まで、約69%下がる計算になります。売買を推奨するものではありません。

5. 総合判断

総合判定: 中立(スコア 60.4)

総合スコアは中位です。株価は自社の過去利回りレンジのなかほどにあります。利回り・財務・増配記録を合わせて確認してください。

判定根拠:
自社平均より低利回り
+ ROE10%以上の高収益
+ 3年連続増配
+ DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)

総合スコアは60.4、区分は中立です。加点材料はROE10%以上の高収益;3年連続増配;DOE2%以上かつ業種平均以上(還元姿勢良好)。注意材料は記録されていません。利回りが5年平均の2.02%に戻るには、株価は現在の3,945円から約69%低い1,238円まで下がる計算です。

6. よくある質問

三菱重工業の株価は割安ですか、割高ですか?

配当利回りは0.63%で、過去5年平均の2.02%を下回る水準です。総合スコアによる区分は「中立」です。売買を推奨するものではありません。

同社は何年連続で増配していますか?

4年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また4年間、配当を減らしていません。

同社の配当性向はどのくらいですか?

配当性向は約25%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。

本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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