1716 第一カッター興業
- 配当利回り
- 3.16%
- 配当性向
- 34%
- DOE
- 2.39%
- 総合スコア
- 56.5pt
用語の解説(クリックで開く)
- 配当利回り
- 直近1年の配当金合計 ÷ 現在株価 × 100(%)。高いほどインカムが厚い目安。
- 配当性向
- 配当金 ÷ 当期純利益 × 100(%)。30〜50%が安心ゾーン。80%超は持続性に注意。
- PER
- 株価 ÷ 1株利益。低いほど利益に対し割安とされる(業種差あり)。
- PBR
- 株価 ÷ 1株純資産。1倍割れは資産に対し割安の目安(業種差あり)。
- ROE
- 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100(%)。資本効率の指標。10%以上なら優良の目安。
- ROA
- 当期純利益 ÷ 総資産 × 100(%)。会社全体の資産効率。
- DOE
- 配当金 ÷ 自己資本 × 100(%)。利益より変動しにくい自己資本が分母なので、配当の安定方針が読み取れる。日本企業はおおむね2〜4%、中央値は3%前後。
- 自社利回り比(sy)
- 現在利回り ÷ 過去5年平均利回り。1超なら自社の過去より割安な水準。
- 連続増配
- 分割調整済み配当が前年比で増えた年数。同額維持は非減配として別途カウント。
- 非減配
- 配当を減らしていない年数(増配または同額維持)。長いほど配当が安定。
- 自己資本
- 会社の資産のうち返済不要な株主のお金。純資産ともいう。
- 自己資本比率
- 自己資本 ÷ 総資産 × 100(%)。高いほど借金依存が低く財務が頑丈。
- フリーキャッシュフロー
- 本業で稼いだ現金から投資を引いた残り。配当の原資。マイナス続きは要注意。
- 時価総額
- 株価 × 発行済株式数。会社の市場価値。大きいほど値動きが安定しやすい。
- EPS
- 1株あたり利益。配当の元手。EPSが伸びれば増配余地も広がる。
- BPS
- 1株あたり純資産。会社の解散価値の目安。
- 営業利益率
- 営業利益 ÷ 売上高 × 100(%)。本業の稼ぐ力。
- 5年平均利回り水準
- 配当利回りが過去5年平均に一致する株価。今の株価がこれより下なら、利回りは5年平均より高い。
- 5年最低利回り水準
- 配当利回りが過去5年の最低まで下がる株価。今の株価がこれより上なら、利回りは5年で最も低い側。
- 減配
- 配当を前年より減らすこと。配当株投資では最も避けたいイベント。
1. 企業概要
第一カッター興業(1716)は建設業の企業です。まず配当の全体像を数字で押さえます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 銘柄コード | 1716 |
| 業種 | 建設業 |
| 配当利回り(株価ベース) | 3.16% |
| 1株配当(最新期・分割調整済) | 38.00円 |
| 総合判定 | 対象外 |
| 総合スコア | 56.5 |
| 連続増配 | 5年 |
| 非減配 | 5年 |
| 配当性向 | 33.98% |
| PER / PBR | 10.80 / 0.74 |
| ROE | 7.05% |
| DOE(株主資本配当率) | 2.39%(業種中央値 3.74%) |
第一カッター興業は建設業に属する小型株で、時価総額は約153億円です。直近本決算のROEは7.05%で、建設業の中央値10.08%を下回ります。営業利益率は8.14%で、建設業の中央値7.08%を上回ります。自己資本比率は87.01%、フリーキャッシュフローは約-7.4億円のマイナスです。EPSは2012年3月期の28円から2025年3月期の112円へ伸びました。
2. 配当の魅力
配当利回りの水準と、増配・非減配の記録を見ます。下の表とグラフが手がかりです。
| 期間 | 最大 | 平均 | 最小 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 3.40% | 2.60% | 1.12% |
| 3年 | 3.21% | 2.83% | 2.34% |
| 1年 | 3.09% | 2.79% | 2.42% |
| 現在 | 3.16% | — | — |
| 会計年度 | 1株配当 (分割調整済) | 配当性向 | EPS |
|---|---|---|---|
| 16/03 | 4.00円 | 6.12% | 65円 |
| 17/03 | 6.00円 | 8.62% | 70円 |
| 18/03 | 7.50円 | 9.56% | 78円 |
| 19/03 | 12.50円 | 9.10% | 137円 |
| 20/03 | 10.00円 | 9.34% | 107円 |
| 21/03 | 12.50円 | 11.75% | 106円 |
| 22/03 | 14.00円 | 20.17% | 69円 |
| 23/03 | 28.00円 | 20.35% | 138円 |
| 24/03 | 35.00円 | 21.79% | 161円 |
| 25/03 | 38.00円 | 33.98% | 112円 |
DOEで見る減配しにくさ
DOEは配当÷自己資本。利益は年ごとにブレます。でも自己資本はそう簡単には減りません。だからDOEが高い会社ほど、業績が少し傾いても配当を保ちます。
この会社のDOEは2.39%(業種中央値は3.74%)。日本企業の目安2〜4%にきれいに収まります。配当方針は安定寄りです。
いまの利回りは3.16%。5年平均の2.60%より高い位置にいます。線が上のほうにあるときは、過去の自分と比べて株価が安い局面です。ちなみに5年間の最高は3.40%でした。
直近1年の平均利回り(2.79%)が5年平均(2.60%)より高め。ここ1年は利回り的においしい時間帯が続いていたことになります。
5年連続で増配中。棒グラフが右肩上がりに伸びているのが分かります。この積み上げは配当株として素直に評価できるポイントです。
※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
いまの配当利回りは3.16%です。5年平均の2.60%/直近1年平均の2.79%をいずれも上回ります。過去5年のレンジは1.12%〜3.40%で、高い側にいます。
調整後の1株あたり配当は2005年3月期2円、2008年3月期2円、2011年3月期2円、2012年3月期2円、2013年3月期2円、2014年3月期2円、2015年3月期5円、2016年3月期4円、2017年3月期6円、2018年3月期8円、2019年3月期12円、2020年3月期10円、2021年3月期12円、2022年3月期14円、2023年3月期28円、2024年3月期35円、2025年3月期38円と推移しました。連続増配は5年、非減配は5年です。直近の減配は2020年でした。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。
減配のしにくさを示すDOE(純資産配当率)は2.39%です。建設業の中央値3.74%を下回ります。全国的な目安の2〜4%(中央値3%前後)の範囲内です。配当性向は33.98%で、利益に対して余裕があります。
3. 業績と財務の安定性
配当を支える収益力と財務の健全性を確認します。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| ROE | 7.05% |
| ROA | 5.97% |
| DOE | 2.39% |
| 自己資本比率 | 87.01% |
| EPS / BPS | 118 / 1710 |
| 収益性スコア | 1.01 |
| 還元スコア | 0.82 |
| 割安スコア | 0.73 |
売上高成長率は-3.30%、EPS成長率は-32.50%です。EPSは2012年3月期28円、2013年3月期30円、2014年3月期13円、2015年3月期45円、2016年3月期65円、2017年3月期70円、2018年3月期78円、2019年3月期137円、2020年3月期107円、2021年3月期106円、2022年3月期69円、2023年3月期138円、2024年3月期161円、2025年3月期112円と推移しました。ROEは7.05%で、建設業の中央値10.08%を下回ります。ROAは5.97%で、建設業の中央値5.08%を上回ります。営業利益率は8.14%で、建設業の中央値7.08%を上回ります。自己資本比率は87.01%、フリーキャッシュフローは約-7.4億円のマイナスです。
4. 割安度
PERは10.80倍、PBRは0.74倍です。PBRは建設業の中央値1.15倍を下回り、純資産に対しては控えめな水準です。配当利回りは自社の5年平均と比べて1.22倍です。過去の自分と比べれば利回りは高く、株価は控えめな側にいます。割安スコアは0.73です(収益性スコア1.01・還元スコア0.82との対比)。スコアリングの判定根拠は「FCFマイナス」です。
過去5年の配当利回りレンジを、株価の水準に置き換えたものです。いまの株価がそのレンジのどこにあるかを示します。前提は「配当が今の水準を保つこと」で、業績の変化は織り込んでいません。売買を推奨するものではありません。
| 区分 | 株価水準(対応利回り) |
|---|---|
| 現在株価 | 1425円(利回り3.16%) |
| 5年平均利回りに戻る株価 | 1731円(利回り2.60%) |
| 5年最高利回り時の株価 | 1324円(利回り3.40%) |
| 5年最低利回り時の株価 | 4018円(利回り1.12%) |
いまの株価は1731円(利回りが5年平均に戻る水準)を下回っています。利回りは5年平均より高く、過去のレンジでは株価が低い側にあります。
株価は1731円(利回りが5年平均に戻る水準)の下にあります。過去5年の利回りで見れば、株価は低い側です。
5. 総合判断
総合判定: 対象外(スコア 56.5)
配当性向超過・FCFマイナス・データ欠損など、本システムの足切り条件に該当しました。参考情報としてご覧ください。
判定根拠:
FCFマイナス
+ 5年連続増配
+ 利回り3%以上
総合スコアは56.5点、判定は「除外」です。加点はつぎの点です。5年連続増配、利回り3%以上。
連続増配は5年、非減配は5年です。2020年に減配の履歴があります。※連続増配・非減配の年数は自動算出値です。重要な投資判断の前には、企業のIR資料での確認を推奨します。異常値の検出はありません。
6. よくある質問
第一カッター興業の株価は割安ですか、割高ですか?
配当利回りは3.16%で、過去5年平均の2.60%を上回る水準です。総合スコアによる区分は「対象外」です。売買を推奨するものではありません。
同社は何年連続で増配していますか?
5年連続で増配しています(株式分割調整後の1株配当ベース)。また5年間、配当を減らしていません。
同社の配当性向はどのくらいですか?
配当性向は約34%です。一般に30〜50%が無理のない理想帯とされます。
同社は過去に減配したことがありますか?
直近の減配は2020年で、それ以降は減配していません。
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

