養蜂について詳しく調べてみました。自伐型林業の複業として成り立つのでしょうか?儲かるのでしょうか?

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みなさん、こんにちは。

ijumori(@ijumori)です。

ぼくは自伐型林業とよばれる新しい林業をしたいのですが、それだけではなかなか食べていけない現実があるとのことで、+αとして組み合わせるナリワイの一つとして「養蜂」の可能性を探っています。

そもそも日本で養蜂ってどれくらいの市場規模なんでしょうか。

林業と組み合わせてやっていけるほどの作業量なのでしょうか。

稼ぎはどれくらいを見込めるのでしょうか。

イニシャルコストは?ランニングコストは?

そんなところが知りたくて、今回「養蜂」について調べることにしました。

そして、自伐林業と組み合わせる「複業」として養蜂が成り立つか調べてみましたが、「成り立つ」という結論になりました。

養蜂とは何かから始め、なぜ成り立つのかを説明していきます。

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養蜂とは

では、養蜂とは何なのかという基本的なところから見てみます。

養蜂(ようほう)とは、蜂蜜あるいは蜜蝋や花粉をとるためにミツバチを飼育することである。また、虫媒による、農作物の受粉を確実にするためにも使われる。

養蜂 – Wikipediaより引用

ミツバチを飼育して、蜂蜜などを得ることを養蜂というのですね。そして受粉のためにミツバチを飼育することも養蜂というのですね。なるほど。

ミツバチが集めてきた蜂蜜を採取して売る。国産はちみつ。●●産はちみつ。地域の名を冠した蜂蜜商品をつくれば地域おこしにもつながっていきそうです。

日本に養蜂家はどれくらいいるの?

平成28年10月農林水産省 生産局 畜産部の発表の資料から探っていきます。

平成28年1月1日現在、日本における蜜蜂飼育戸数は9,452戸となっています。

都道府県別で見てみます。

1位から5位は以下のとおりです。(平成28年1月1日現在)

1位 長野県 617戸
2位 静岡県 473戸
3位 和歌山県 451戸
4位 岐阜県 384戸
5位 愛媛県 373件

となっています。

日本で蜂蜜はどれくらい生産されているの?

次は蜂蜜の生産量と輸入量を見てみます。

昭和60年 平成27年
生産量 7,225トン 2,865トン
輸入量 28,047トン 36,222トン
輸出量 29トン
自給率 20.5% 7.3%

なんと現在の国内自給率は7.3%!

日本の蜂蜜のほとんどが輸入物です。しかも輸入されている蜂蜜の72.9%は中国からの輸入品なんですって。

では都道府県別の蜂蜜生産量を見てみます。

1位 長野県 316.7トン
2位 北海道 288.3トン
3位 秋田県 222.5トン
4位 熊本県 194.6トン
5位 青森県 185.1トン

となっています。

おもしろいことに長野県以外は戸数上位にはいない都道府県が生産量の上位に入っています。

1戸あたりの生産量が多いことがわかります。

しかも北海道や秋田県、青森県など寒冷地域で多く生産されていることが興味深いですね。

寒い地域でも生産量を確保できることがわかります。つまりは日本全国どこでも養蜂が可能ということなんじゃないでしょうか。

流通先を見てみると養蜂のヒントが見えてくるかも

日本では2,900トン弱の蜂蜜が生産されています。対して輸入されている蜂蜜は36,000トン余り。

これらの蜂蜜はどのように流通しているのかを見てみます。

まずは国内生産の蜂蜜ですが、ほとんどすべてが家庭用として販売利用されています。一方で輸入蜂蜜は、約55%が家庭用、約45%が業務・加工用として販売利用されています。(業務・加工用には製菓・製パン業、惣菜製造業、飲料製造業、化粧品製造業などがあります)

また家庭で使われている蜂蜜は国産13%、輸入87%となっています。

国産の蜂蜜のほとんどが家庭用に販売生産され、業務用に使われていないことは卸売価格が関係していると思われます。

国産蜂蜜の卸売価格が1,000~2,300円/kgなのに対し、中国産の蜂蜜は326円/kgです。

中国産の蜂蜜は国産の3割以下の価格で取引されているので、業務用に国産蜂蜜を使う人はいないでしょう。

しかしここに何かヒントがありそうです。

国内の養蜂家は蜂蜜の販路をどう拡大すればいいのか

国産の蜂蜜は輸入品と比べるととても割高です。しかし食の安全に敏感な日本人にとって「国産」というのはもっとも強いブランドです。

しかも中国産の蜂蜜は水あめで薄められているとか、添加物が入っているとかあまりいい噂は聞かないので、差別化を強く訴えることで国産蜂蜜の価値を高めることができると思います。

そのため、「純度100%はちみつ」、「●●(地域名)はちみつ」など特徴や産地なので差別化や優生さを訴求して商品づくりをするといいでしょう。

そしていまや道の駅はいたるところにありますし、生産者と消費者を直接つなぐファーマーズアプリやサービスもたくさん生まれています。生産者はそういったチャネルをどんどん活用してみましょう。下の動画みたいなのね。

蜂の飼い方

それでは、これから養蜂を始めようとしたらどうすればいいのかを見てみます。

まずは法的なところから。

養蜂振興法

第三条

蜜蜂の飼育を行う者は、農林水産省令の定めるところにより、毎年、その住所地を管轄する都道府県知事に次の各号に掲げる事項を届け出なければならない。ただし、業として蜜蜂の飼育を行う者(以下「養蜂業者」という。)以外の者が蜜蜂の飼育を行う場合であつて、農作物等の花粉受精の用に供するために蜜蜂の飼育を行う場合その他の蜂群配置の適正の確保及び防疫の迅速かつ的確な実施に支障を及ぼすおそれがないと認められる場合として農林水産省令で定める場合は、この限りでない。

一 氏名又は名称及び住所
二 蜂群数
三 飼育の場所及びその期間
四 その他農林水産省令で定める事項

改正養蜂振興法(PDF:91KB)より引用

養蜂振興法という法律があります。業として蜜蜂の飼育をする場合は、飼育する住所のある都道府県知事に届け出をする必要があります。

次は必要なものについて。

まずは巣箱。Amazonでも売ってました。

他にも探せば色んな所で色んな種類の巣箱が作られ売られています。また、図面が公開されているところもあって、DIYが得意な人は自作しても楽しいかもしれません。

次は面布(めんぷ)です。

顔を覆っているものですね。これは刺されないためでもありますが、視界を保つためにも必要でしょう。

他にも刺されても針が貫通しないような手袋や服も必要です。

ミツバチに刺されてもアナフィラキシーショックを起こすことは少ないといわれていますが、刺されないことに越したことはないでしょう。

他には燻煙器、ハイブツール、ブラシなどがあればいいでしょう。

蜜を採取する際には分離器が必要です。遠心力で蜜を採取する道具ですね。採取した蜜には巣材などが混ざっていることがあるので漉し器も必要です。

必要な道具は始めに揃えてしまえば、基本的にはその後もずっと使い続けられます。

巣箱に関してはおすすめのものがあります。「Flow Hive」というものです。

この動画を見てください。

これがあれば燻煙器もブラシも遠心分離機も必要なくなります。

巣箱と諸々セットで600ドルくらいで販売されています。

ぼくが養蜂をするときは絶対にこれ買って使います。

気になる収入面は?

「複業」として養蜂を考えているので、どれくらいの収入が見込めるのかとても気になります。

うえでも述べましたが販売チャネルによってだいぶ変わってくると思います。

ひとまずネットの情報ですと、蜂の巣一群で12,000円位の儲けが出るといわれています。

え?そんなもんなの?と正直思ってしまいました。

しかしおそらく慣例方法でおこなった場合でのことだと思います。

ぼくは「Flow Hive」を使用する予定ですので、おそらくいろいろなコストの削減が図れ、収入ももっと見込めると思います。

とはいえ、どれくらい上がるかはやってみないとわかりませんが。

まとめ

自伐林業と組み合わせる「複業」として養蜂が成り立つか調べてみましたが、「成り立つ」という結論になりました。

なぜそういう結論になったかというと、「複業」とするには手間やコストを極力抑える必要があります。

これまでの慣行方法ですと1日の作業や季節ごとの作業を勘案するととてもじゃありませんが手間がかかりすぎて「複業」には向いていません。

しかし「Flow Hive」という商品が出てきたことで、手間を省くことが可能になりました。とても雑にいうと放っておいても簡単に採蜜ができるようになったということです。

なので、養蜂は+αとして成り立つという結論に至ったわけです。

生き物相手なので計画通りにすべてが進むとは限りませんが、+αの候補としては十分検討に値するナリワイだと思います。

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